スピード
手動プロセスよりも5倍速くデータを取り込むことで、Terrascopeプラットフォームは、これまでデータの取り込みと報告に費やしていたチームの貴重な時間とリソースを節約することに成功しました。炭素排出量とサプライチェーンを詳細かつ正確に把握できるため、サステナビリティチームは改善のための主要な分野に焦点を当て、より持続可能な未来へ向けて、よりインパクトのある戦略的な意思決定を行えるようになりました。
データの細かさ
Terrascopeの機械学習機能は、多数のソースからのデータを取り込み、入手する事が出来ないデータのギャップを埋めることができます。また、Terrascopeプラットフォームは、従業員の通勤などの活動による排出量や技術使用に関する排出量を定量化し、排出量削減と管理のための現実的なソリューションを提供することができました。
将来を見据えた運用
PropertyGuruにスコープ1、2、特にスコープ3の排出量をきめ細かく包括的に理解してもらうことで、Terrascopeは同社の強固なオペレーションの構築を支援することができました。PropertyGuruは、従業員固有の排出量を新たに理解したことで、地域やオフィスだけでなく、排出量のホットスポットを特定する機会を得ました。
用語集
ネットゼロ
組織の温室効果ガス排出量と温室効果ガス除去量のバランスをとり、全体として正味排出量をゼロにすること。
排出量スコープ
- スコープ1は、組織が直接所有または管理する資産からの排出源、例えば車両群の燃料からの排出を対象とします。
- スコープ2は、組織が購入・使用するエネルギーから発生する間接排出を対象とします。
- スコープ3は、組織のバリューチェーン全体を通じて発生する間接排出(スコープ2に含まれない)を対象とします。
ベースライン
将来の排出削減量を測定する基準となる時点。ベースライン排出量は、「排出期間」(通常、組織の活動の過去1~5年間)を基準に計算されます。
脱炭素化
脱炭素化とは、気候変動を緩和するために二酸化炭素(CO2)やその他の温室効果ガスの排出量を削減または排除するプロセスです。化石燃料からよりクリーンなエネルギー源への転換や、エネルギー、運輸、産業などの分野にわたる低炭素技術の導入が含まれます。