FLAG モジュール

Terrascopeは、GHGプロトコルに沿っており、土地ベースの排出量測定と脱炭素イニシアチブを実現しながら、SBTiに準拠した形でFLAG部門の排出量を測定、削減します。

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FLAG(Forest, Land and Agriculture)モジュール

FLAGの科学的根拠に基づく目標設定ガイダンスは、土地集約型セクターの企業が、土地ベースの排出削減と除去を含む科学的根拠に基づく目標を設定するための先駆的な世界基準です。パリ協定の1.5℃目標にも準拠した科学的根拠に基づいたアプローチにより、企業は土地関連の排出量を効果的に削減することができます。
SBTi(Science Based Targets Initiative)のFLAG指定セクターに該当する企業、またはFLAG関連排出量が20%を超える企業は、FLAG目標を設定する必要があります。基準年を設定し、土地からの排出量と除去量を別々に算出し、加工製品の一次産品排出を追跡しなければなりません。
FLAG関連の排出量を管理・削減するTerrascopeのアプローチは、土地からの除去量に関する新しいGHGプロトコルに沿っており、SBTiガイダンスにも準拠しています。FLAG指定セクターの企業は、Terrascopeのモジュールを使用し、自社の事業およびサプライチェーンによる土地関連の排出量を測定できます。またFLAGモジュールにより、炭素隔離や土地管理の改善を含む脱炭素化イニシアチブの測定も可能になります。FLAGガイダンスとTerrascopeの専門知識を活用し、持続可能で責任ある未来に向けて前進しましょう。

 

 

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FLAG適格性の決定

Terrascopeは、企業の事業モデルおよびバリューチェーン・モデルを考慮しし、FLAG部門におけるGHG排出量とSBTi FLAG目標の必要性を判断します。

ステップ1:FLAGスクリーニング

SBTi FLAGガイダンスによると、一定の基準を満たす企業は目標を設定し、報告する必要があります。Terrascopeのスクリーニング・プロセスは、貴社が対象か否かを判断する際に役立ちます。

ステップ2:適切な経路の決定

SBTi FLAGガイダンスによると、該当企業は、コモディティまたはセクターごとの報告を行い、目標を設定する必要があります。業種、売買される商品の種類、バリューチェーンにおける企業の位置づけ、企業全体の排出量に占める商品ごとの排出量の割合など、いくつかの要素を元に、最適な経路を選択します。

FLAG排出量の測定

Terrascopeでは、施肥、農作業、家畜の飼育などによる土地利用変化と土地管理の排出量を計算する測定ツールを提供しています。

測定基準1:土地利用排出量

森林伐採、森林からプランテーションへの転換などによる、土地利用の変化に起因する排出がこのカテゴリーに分類されます。さらに、生物由来の排出とそれ以外の排出に分類されます。

指標2:土地管理による排出

FLAGでは、肥料、作物残渣、農業廃棄物の使用・生産や焼却など、土地の管理にかかわる排出はこの分類に該当します。さらに、生物由来の排出とそれ以外の排出に分類されます。

指標3:ホットスポット

Terrascopeにより、企業はFLAG排出量のホットスポットを特定し、関連する事業部門や拠点と連携して対策を講じることができます。

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FLAG目標の計算と実行

TerrascopeのFLAGモジュールにより、SBTIに沿ったFLAG目標を設定し、長期および短期の脱炭素化計画を立てることができます。

SBTiに沿った目標設定

SBTi FLAG目標設定ツール、ならびにTerrascopeのFLAGダッシュボードで生成・表示される測定基準により、企業はSBTi FLAGガイダンスに準拠した目標を設定し、報告することができます。

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