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顧客事例

伊藤園:排出原単位(EF)分解でFLAG排出を高粒度に測定。SBTi審査を約2ヶ月で完了し認定取得。

Terrascopeは独自の排出原単位分解手法でFLAG排出を高粒度に測定。SBTiの最新審査動向に即応。申請書類・質疑対応まで伴走し、約2カ月でのバリデーション完了とFLAGを含むSBTi短期目標の認定取得を支援しました。

 

導入ソリューション

・FLAG排出量の測定
・SBTi認定のサポート

業界

食品・飲料業界

本社所在地

日本、東京

会社規模

従業員数(連結):7,916名
(2025年4月30日現在)

主な成果
  • 数千要素規模の分解で高粒度なFLAG測定を実現 
    既存GHG排出量データに、Terrascopeの排出原単位(EF)分解手法とデータサイエンスを用い、EFを数千要素に細分化。追加データの収集、集計を最小化しつつ、高粒度でFLAG排出を測定・可視化。 

  • SBTi審査厳格化に対応する”抜け漏れゼロ”申請支援 
    グローバル知見と専門家ネットワークを活用し、WTW(スコープ3 カテゴリー 4/6/7/9)やサプライチェーンの下流排出(スコープ3 カテゴリー 9/12)、関連/非連結会社の排出までを網羅する申請設計を構築。最新のSBTi審査動向にも機動的に追随。 

  • 6営業日で一次回答→約2ヶ月でSBTiバリデーション完了 
    初回質問受領後、6営業日で一次回答と根拠資料を再提出。以降の追加質問も論点整理と根拠補強で迅速対応し、約2ヶ月でSBTiバリデーションを完了。FLAGを含むSBTi短期目標の認定取得までを滞りなく推進しました。

伊藤園について 

伊藤園は、経営理念「お客様第一主義」のもと、「健康創造企業」として世界中のお客様の健康に貢献し、人々の豊かな暮らしを支える「世界のティーカンパニー」を目指す、茶葉製品・清涼飲料の大手メーカーです。事業活動そのものを通じて社会価値と経済価値を創出するサステナビリティ経営を推進し、持続的な成長と環境・社会課題の解決を両立させることで、中長期的な企業価値向上に取り組んでいます。また、主力ブランド「お~いお茶」をはじめとする「畑からの製品づくり」を事業の基盤に、サプライヤーと協働して持続可能なグローバルサプライチェーンを構築しています。

Terrascopeの支援のもと、既存データを土台にEFを精査・分解し、農業起源の排出を高い粒度で可視化することができました。FLAGの知識提供に加え、SBTiの審査厳格化に対応した認定取得までの実務的な支援は、社内の理解醸成にも寄与しました。今後の脱炭素施策を具体化していくうえで、有用な基盤を整えられたと考えています。 」

鈴木 和志

株式会社伊藤園 サステナビリティ推進部 部長 

 

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課題 

  • FLAG測定の知見・体制不足
    伊藤園は、茶を中心とした自然由来の製品を主とする企業として、バリューチェーンの脱炭素化や資源循環の取組みを重点テーマの一つに位置づけています。こうした方針に沿い、農業起源の排出を正しく把握・管理するためにSBTi FLAGガイダンスへの対応を推進しています。さらに、2023年以降、FLAGセクターの企業にはFLAGの対応が義務化され、伊藤園はSBTi認定に向け、FLAG測定が不可欠な状況となりました。しかし、対象範囲や測定手順、必要データの理解・整備が十分でなく、社内でFLAG測定フローを構築できていませんでした。
  •  SBTi申請・審査対応の運用設計が未整備 
    SBTi申請書の作成、根拠資料の整理、質疑対応、トレーサビリティを踏まえたドキュメンテーションなど運用設計が不十分で、審査の長期化により開示スケジュールへ影響するリスクが高い状況でした。円滑な認定取得には、審査の着眼点を踏まえた事前準備が不可欠でした。 

Terrascopeのソリューション

01. 高粒度ロジックでのFLAG測定

既存のGHG排出量データを土台に、EFを「分解→割当→統合」の3ステップで精緻化。FLAG特有の要素を抜け漏れなく高粒度で可視化しました。

  • スクリーニング:既存データを精査し、FLAG排出が発生する活動を抽出。
  • カテゴリー化:TerrascopeのEF分解手法とデータサイエンスを用いて数千の要素に細分化。そこから、FLAG/Non-FLAGの割合に加え、FLAGサブカテゴリー(土地利用の変化と土地管理)の内訳を推計。
  • 結果の統合:得られた割合を既存のGHG排出量に適用し、全体排出と整合性を確保したFLAG排出量を測定。

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参考記事:農業が地球温暖化に与える影響とは?温室効果ガス排出量の現状と課題

02.  SBTiの審査基準の厳格化に対応した抜け漏れゼロの申請支援

Terrascopeは、日本企業のみならずグローバル案件で培った知見と専門家ネットワークを活かし、申請書類の作成から質疑対応までを約1年かけて一気通貫で支援。最新の審査動向にも迅速に対応します。伊藤園に対しては、下記の新要請項目について計算アプローチの提案から反映までを実施し、抜け漏れのない申請設計を実現しました。

  • スコープ3でのエネルギー使用に伴う排出において、WTW(Well-to-Wheel:燃料調達〜使用)での算入(スコープ3 カテゴリー 4/6/7/9)
  • サプライチェーンの下流排出の算入(スコープ3 カテゴリー 9/12)
  • 連結会社以外の、関連会社・非連結会社の排出の算入

参考記事:【最新事例あり】SBTとは?認定取得メリットや日本企業の対応状況を解説


伊藤園にもたらされた価値

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FLAG測定の理解と基盤整備 

伊藤園は、GHGプロトコル/SBTiガイダンスに基づくFLAGの基礎知識、対象範囲と測定プロセス(EFの分解・割当・統合、WTW・下流排出の扱いなど)を自社データに適用できるレベルで整理・把握しました。 

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既存データを活用した工数削減 

伊藤園が保有する既存データに、SBTi FLAGガイダンスに準拠したTerrascope独自のEF分解手法を適用。FLAG測定に向けた追加データの収集や再計算の必要がなく、投入工数・リードタイムを大幅に削減しました。 

Competitive Advantage Icon

約2ヶ月でSBTiバリデーションを完了し、FLAGを含む認定を取得 

伊藤園は、Terrascopeの伴走支援のもと、FLAGを含むSBTi短期目標の設計から申請・質疑対応までを一貫して推進。初回質問書の受領後、6営業日で一次回答と根拠資料を取りまとめて再提出し、その後の追加質問にも論点整理と根拠補強で適切に対応しました。Terrascopeは審査・質問の意図を翻訳し、回答方針を助言。結果として、約2カ月でバリデーションを完了し、滞留なく認定を取得。国際基準に即した優先度付きの削減方針を社内外に示せる体制を構築しました。 

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